工場・倉庫の出店用地探しにて、お客様が抱える1番のお悩みは「予算」です。
土地や建物代を可能な限り抑えて、自社の本業となる工場・倉庫経営に十分に投資を回すことができるよう、無理のない支払いの範囲で建てられる工場・
倉庫を選ぶことをおすすめします。
――工場・倉庫用地の価格の見方について教えてください。
土地には、「坪単価」や「㎡単価」と呼ばれる相場価格があります。
例えば、日本で最も公示地価の高い山野楽器銀座本店(東京都中央区銀座4-5-6)は、5,300万円/㎡(2022年3月時点)です。
出店したいエリアが決まっていれば、「土地代データ」(https://tochidai.info/)にて坪単価を調べると相場が分かります。
――工場・倉庫の土地購入金額の目安はありますか?
土地購入金額の目安は、30~50万円/坪が基準になります。
住宅用地も同様の基準額で考えます。30万円/坪より安く、出店条件を満たしている土地であれば購入をおすすめします。逆に、目安を大きく超えるような金額なら、別の土地を探した方が良いです。
また、土地や建物には、売買価格と賃貸価格があります。
売買価格のみ表示している物件でも、賃貸契約の相談OKな場合もあるため、土地の所有者にあらかじめ条件を確認しておくと良いです。
――工場・倉庫の土地探しはどのタイミングで始めればよいですか?
新規出店を希望する場合、土地探しは早めに始めておいた方がよいです。理想の条件に合う土地はなかなか出てこないため、中長期で探す必要があります。商売は立地で決まると言いますが、工場・倉庫の出店も立地の見極めが大切です。
――工場・倉庫の土地探しの重視すべきポイントは何ですか?
企業が重要視すべきポイントが立地です。
工場・倉庫出店の関連法に適合した地域であることや、最寄り駅からの近さや、車・バイク・自転車などの通勤の便利さ・通勤時間、関連会社や取引先へのアクセスなどが挙げられます。
また、近年はBCP(事業継続計画)の観点から、災害リスクの少ない立地が望まれます。
その場合は、自治体で公表するハザードマップ(地震、土砂災害、津波・高潮、洪水など)を参考にすると良いです。
――注意した方がよい工場・倉庫の土地はありますか?
物件で田畑を紹介された場合は注意が必要です。
田畑は、農業振興地域であり、農業振興地域整備計画により農業を推進するエリアとなります。
この場合、農振除外(農用地区域からの除外)に半年、農地転用、地権者調整、自治体調整で2年かかると考えておいた方が良いです。また、土地の造成費用を、出店者負担とする場合がありますので、開発条件をしっかり確認しておきましょう。早期の出店したい場合は、造成済みの土地に絞って探しましょう。
――工場・倉庫の土地探しの失敗しない進め方は何ですか?
出店計画時は、先に建物代、土地代、諸経費などを大まかに把握しておくことをおすすめします。
自社の支払い可能な投資額を見極めた上で、最適な工場・倉庫の出店計画を信頼のおけるパートナーに相談しましょう。建設会社の見積相談は無料です。
問合せの際は、「どのような工場・倉庫にしたいか」を明確に伝えることが大切です。
出店予算をはじめ、取扱い品、雇用する人数、建物・土地の希望面積、建物構造、操業開始時期、出入りする車両の数や大きさ・頻度、操業時間、騒音・振動の有無など、詳細な情報が求められます。
担当者から土地情報を紹介してもらった際に、即座に出店可否の判断ができるよう、しっかり準備しておきましょう。
――「ハコポン建築」のサポート内容ついて教えてください。
当社では、新規の工場・倉庫建設などのご計画に対して、土地探しからサポートさせていただきます。新規出店に関する出張相談会を随時開催していますので、ご興味ある方はぜひ、お気軽にご相談ください。